エレベーターの保守点検と独立系

管理体制見直しの際に、必ず議論になるのが「エレベーターの保守メンテナンス」です。メーカー系が良いのか、独立系が良いのか、という議論ですね。金額が倍以上開くことが多々あります。

結論から言えば、「安心”感”を求める」のであれば、メーカーです。それ以外の理由はありません。「安心」ではなくて「安心感」ですので、ご注意ください。

独立系の会社だから問題がある、というロジックはありません。過去の事故についても、経緯を調べれば「独立系だから起こった事故」ということではないのも分かります。

「何となく不安だから、メーカーが安心」ということも、組合の選択肢としては十分にあります。アンケート等で確認をしてから検討するのが良いでしょう。独立系の会社さんは「できないものには見積もりを出さない」という性質をしっかりと持っています。「この機種の保守メンテナンスは、弊社では受けていません」とちゃんと回答してくれます。反対に言えば、「お見積りを出した時点で、責任もって保守管理ができる」という判断をしていることになります。エレベーターの保守には免許も必要であり、人命にかかわる機器を保守しているわけですから、エレベーター会社の責任感は非常に強いものになっています。独立系でも安心してご利用できるとお考えいただければと思います。