カテゴリ:用語解説 投稿日:2024.04.18
分譲マンションの区分所有者で構成される管理組合。構成員の数は多くても、マンション管理や建物修繕については素人の方々がほとんどです。そこで、素人集団の管理組合でも適切に組合運営ができるように、管理会社とは異なり、管理組合の立場になって助けてくれるのが管理組合コンサルタントです。そして、そのコンサルティング(支援)内容には大きく2つ。1つは、管理体制の見直し。2つは、管理費支出の適正化支援があります。
マンション管理委託業務の業務仕様書(業務設計書)には、事務管理業務(出納業務、督促業務、理事会・総会支援)、管理員業務(受付業務、巡回業務)、清掃業務(日常・定期清掃)、設備点検業務(エレベーター、消防設備、機械式駐車場、給排水設備)、緊急対応業務(遠隔設備監視、居住者からの問合わせ)、その他(植栽の剪定など)と、多くの業務について記されています。
しかし、一般的にその仕様書(契約書)は、「標準管理委託契約書」といった国交省が公表している汎用的な内容をもとに作られているため、業務の範囲を記したものにすぎず、個々のマンションの特性に応じた、詳細な管理業務の中身(程度・レベル)については明記されていません。
このため、管理会社の業務は、人的要素に依存する傾向にあり、マンション管理の品質は不安定となっているのです。
方法は分かっても、管理組合だけで管理コストの削減と品質の安定化に取り組むのは至難の業だと思います。そこで、組合役員の手間を煩わせることなく、適正額で管理品質を安定させてくれるマンション管理組合コンサルタントがいればいいですよね。
しかし、実績のあるコンサルタントはとても忙しく、コンサルティング報酬も安くはありません。そこで、今、お願いしている管理会社の管理委託費が世間的な相場と同じなのか、高いのか、それとも安いのか、ぜひ一度検証をしてみてください。
気になった業務については、実際に業者からの見積もりを取ることもできますので、
『テキカン』シミュレーションをご利用いただくのもよいと思います。
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