カテゴリ:用語解説 投稿日:2024.04.11
修繕積立金って何でしょう? 考えたことはありますか?
ありますよね。毎月数万円の出費ですから。マンションを維持修繕するために必要なお金を毎月積み立てていく、という、資産価値に影響する重要な資金です。
でも、この修繕積立金も「管理委託費」と同じくマンションによって非常に差があるものになっています。同じような条件のマンションなのに、3倍以上の開きがあることもあります。
なぜでしょうか?
これは、「ちゃんと修繕について組合で考えてきているかどうか」がものすごく大きな差になる、というものです。
「とにかく安ければいいんだ!」というマンションでは、修繕積立金の値上げをしておらず、月額2,3千円、ということもあります。これだと修繕ができませんよね。
反対に、修繕に全く興味がないがゆえに「値上げしないと足りません」という言葉通りに値上げを続けていっているマンションもあります。そういうマンションは、月額3万円、4万円なんていうこともあります。
実は、値上げのし過ぎも問題なんですよ。修繕積立金が高すぎて、マンションの資産価値が下がる、ということもあります。(単純に買う人が減るんですね。)
修繕積立金は、適正額にする必要があります。この適正額、というのは「マンションによって異なり」ます。同じ条件のところは無いと思ってください。ついている設備が違う、素材が違う、建物の形が違う、立地が違う、ということでも影響されるのです。世帯数や築年数のみによるものではありませんので、修繕積立金についてはちゃんと自分のマンション用に修繕計画を立てて、金額をシミュレーションする必要があります。世帯数などでざっくり出す、ということでも十分な指標にはなりますが、それに加えて「これまで行って来た工事金額」もしっかりと調べて参考にしていく事が重要になります。 修繕積立金、高すぎても安すぎてもダメですので、しっかりと検討をしてください。
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